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タオル一枚で変わる!温泉での「頭に乗せる」の深い理由
キホン・歴史
2026-02-26

やあやあ、万葉おじさんじゃよ。

2026年も早くも2月、暦の上では立春を過ぎたとはいえ、沼津の風はまだまだ身にしみるのう。
こんな日は温泉でゆっくりと身体を整えるのが一番じゃ。

温泉に行くと、頭の上にタオルを乗せている人をよく見かけるじゃろう?
「あれって、おじさん特有の仕草じゃないの?」なんて思っておる若者もおるかもしれんが、実はあれには深〜い理由があるんじゃよ 。

まずは健康面の話じゃ。
温泉に入ると体は一気に温まるが、特にお湯の温度が41°Cを超えると、血管がぐっと広がるんじゃな。
その時、頭まで一緒に熱くなってしまうと、血流が急激に変化して、
湯船から立ち上がったときにのぼせや立ちくらみを引き起こす原因になることがあるんじゃ。
そこで役立つのが、頭に乗せた濡れタオルなんじゃよ。
濡らしたタオルを頭に乗せると、頭はゆるやかに冷え、体はしっかり温まる。
この「上下の温度バランス」を整えることが、体を安定させてくれる先人の知恵なんじゃよ。

乗せるときのポイントはな、タオルをギューッと固く絞りすぎないことじゃ。
頭が濡れるのを気にして固く絞りすぎると、効果が半減!水分が適度に残っている方が効果的なんじゃな。
そして、小さく折りたたんでちょこんと乗せるのではなく、耳の上あたりまで頭全体を覆うように大きめに広げて乗せるのが、最も効果を活かせるやり方なんじゃよ。

さらに上級者を目指すなら、状況に合わせてタオルの温度を使い分けてみてほしい。
まず基本は、のぼせやすい時や夏場の露天風呂で使う「冷たいタオル」じゃ。
理由はのう、湯船に入ると頭部の血液がオーバーヒート状態、つまり「のぼせ」になるから、頭を冷やして血管を収縮させてあげるんじゃよ 。
41℃以上の温泉や内風呂、夏場の露天風呂なんかが最適なシーンじゃな 。

一方で例外として、立ちくらみをしやすい場合や冬場の露天風呂では、逆に「熱いお湯」で濡らしたタオルが推奨されるんじゃ。
立ちくらみは頭の血流が不足する「脳貧血」の状態じゃから、温めて血管を広げてあげることが大切なんじゃよ。
特に冬の露天風呂では脳卒中を防止する「脳を守る」知恵にもなるから、心当たりがある人はぜひ試してくれたまえ

それに加えて、温泉はみんなで楽しむ共有の場所じゃから、マナーとしての意味も大きいんじゃ。
タオルに付着した石鹸や皮脂汚れが湯船に広がらないよう、タオルは湯船に入れないのが基本のルールじゃな。
そんな時、タオルのスマートな置き場所として「頭の上」が選ばれてきたというわけじゃ。

タオル一枚じゃが、それはただの布ではなく、体温を整え、脳を守り、温泉を長く楽しむための大切な「知恵」なんじゃ。
今日からはなんとなく乗せるのではなく、ぜひ意味を知って乗せてみてくれたまえ。
それができれば、もう立派な温泉上級者じゃ。

さぁ、今日も万葉の湯で、心ゆくまでひとっ風呂じゃ。