
やあやあ、万葉おじさんじゃよ。
温泉やサウナは、みんなが裸で平等に過ごす場所。
だからこそ、ほんの少しの「気づかい」が、大きな心地よさを生むんじゃ。
マナーとは決して“堅苦しいルール”ではなく、お互いを思いやる文化なんじゃよ。
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お風呂のマナー
湯船に入る前には、まず身体をしっかり洗って清めること。
掛け湯をして温度に慣らし、汗や汚れを流してから入るのが基本じゃ。
湯船では、体をこすったり、泳いだり、髪をお湯に入れたりしないようにする。
髪の長い人はきちんとまとめるのがええ。
タオルは湯船に入れず、頭にのせるか、外に置いておくんじゃ。
桶やイスを使ったら、さっと流して元の場所に戻す——これも立派な思いやりじゃな。
そして湯上がりのときは、濡れたまま更衣室へ戻らず、体を拭いてから。
足元を濡らさないだけでも、次の人が気持ちよく使えるんじゃ。
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親子でマナーのお勉強!
最近は、親子で温泉を楽しむ姿も多く見られるのう。
お子さんは楽しくなって、ついつい泳いだり、走ったり、泡だらけにしたりするものじゃ。
そんな時こそ、親子でコミュニケーションを取りながら、「マナーの勉強」をしてほしいんじゃ。
「これはダメ」「これは気持ちいいね」と教えながら入ることで、
子どもは“思いやりのこころ”を自然に覚えていく。
それこそが、日本の温泉文化の継承じゃよ。
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サウナのマナー
サウナに入る前には、体を洗って清潔にすること。
そして水気をしっかり拭いてから入るのが礼儀じゃ。
濡れたまま入ると、座面やサウナマットがびちゃびちゃになってしまう。
中では静かに過ごし、大声で話さない。
汗を絞ったり飛ばしたりもせんようにな。
出入りはすばやく、扉を開けたまま話すのはご法度じゃ。
熱気が逃げて、他の人の“ととのい”を邪魔してしまうからのう。
水風呂では、必ずかけ湯で汗を流してから静かに入ること。
潜るのはマナー違反じゃ。
髪や頭皮から出る汚れは、衛生面でもよくない。
静かに入れば、水面の「羽衣」も壊れず、より深く冷たさを感じられるんじゃよ。
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入浴マナー川柳 開催中!
そんな「思いやりの湯」をテーマにした
第10回 入浴マナー川柳が、今年も開催中じゃ。
🗓 募集期間:2025年10月18日(土)〜11月9日(日)
詳細はこれじゃ。
👉 https://www.manyo.co.jp/numazu/mannerssenryu_bosyu/
入浴中にふと思った“気づかいの一句”を、ぜひ投稿してみてくれたまえ。
なお、優秀作品に選ばれた方には、ペア招待券やお食事券など、豪華賞品も用意されておるそうじゃ。
楽しみながらマナーを学び、思いやりを広げる一歩にもなるのう。
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最後に、わしから一句。
「思いやり 湯けむり越えて 伝わりぬ」
今日も、みんなで“気持ちのいい湯”をつくっていこうではないか♨️
