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24時間営業/臨時休館有
思いやりの湯 〜マナーはルールじゃなく、気づかいのかたち〜
キホン・歴史
2025-10-26

やあやあ、万葉おじさんじゃよ。

温泉やサウナは、みんなが裸で平等に過ごす場所。
だからこそ、ほんの少しの「気づかい」が、大きな心地よさを生むんじゃ。
マナーとは決して“堅苦しいルール”ではなく、お互いを思いやる文化なんじゃよ。

お風呂のマナー

湯船に入る前には、まず身体をしっかり洗って清めること。
掛け湯をして温度に慣らし、汗や汚れを流してから入るのが基本じゃ。

湯船では、体をこすったり、泳いだり、髪をお湯に入れたりしないようにする。
髪の長い人はきちんとまとめるのがええ。
タオルは湯船に入れず、頭にのせるか、外に置いておくんじゃ。
桶やイスを使ったら、さっと流して元の場所に戻す——これも立派な思いやりじゃな。

そして湯上がりのときは、濡れたまま更衣室へ戻らず、体を拭いてから。
足元を濡らさないだけでも、次の人が気持ちよく使えるんじゃ。

親子でマナーのお勉強!

最近は、親子で温泉を楽しむ姿も多く見られるのう。
お子さんは楽しくなって、ついつい泳いだり、走ったり、泡だらけにしたりするものじゃ。
そんな時こそ、親子でコミュニケーションを取りながら、「マナーの勉強」をしてほしいんじゃ。
「これはダメ」「これは気持ちいいね」と教えながら入ることで、
子どもは“思いやりのこころ”を自然に覚えていく。
それこそが、日本の温泉文化の継承じゃよ。

サウナのマナー

サウナに入る前には、体を洗って清潔にすること。
そして水気をしっかり拭いてから入るのが礼儀じゃ。
濡れたまま入ると、座面やサウナマットがびちゃびちゃになってしまう。

中では静かに過ごし、大声で話さない。
汗を絞ったり飛ばしたりもせんようにな。
出入りはすばやく、扉を開けたまま話すのはご法度じゃ。
熱気が逃げて、他の人の“ととのい”を邪魔してしまうからのう。

水風呂では、必ずかけ湯で汗を流してから静かに入ること。
潜るのはマナー違反じゃ。
髪や頭皮から出る汚れは、衛生面でもよくない。
静かに入れば、水面の「羽衣」も壊れず、より深く冷たさを感じられるんじゃよ。

入浴マナー川柳 開催中!

そんな「思いやりの湯」をテーマにした
第10回 入浴マナー川柳が、今年も開催中じゃ。

🗓 募集期間:2025年10月18日(土)〜11月9日(日)
詳細はこれじゃ。
👉 https://www.manyo.co.jp/numazu/mannerssenryu_bosyu/

入浴中にふと思った“気づかいの一句”を、ぜひ投稿してみてくれたまえ。

なお、優秀作品に選ばれた方には、ペア招待券やお食事券など、豪華賞品も用意されておるそうじゃ。
楽しみながらマナーを学び、思いやりを広げる一歩にもなるのう。

最後に、わしから一句。

「思いやり 湯けむり越えて 伝わりぬ」

今日も、みんなで“気持ちのいい湯”をつくっていこうではないか♨️